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片上は、瀬戸内海に面した片上湾の奥深くに位置する町である。 古くから瀬戸内海航路の要港として栄え、江戸時代には西国街道(山陽道)15番目の宿場町として賑わった歴史を秘めている。 嘗ては県中部の柵原鉱山とを結ぶ片上鉄道の終着駅として、船便との重要な結節点と成っていたが、今では同鉄道は廃止された。 国道2号線が町中を東西に貫き、JR赤穂線が通る町には、西片上と備前片上の二つの駅が存在する。
備前市の片上商店街を中心に毎年開かれる「片上ひなめぐり」では、協賛した民家や商店など数十カ所に、その数2000体以上とも言われる様々なおひな様が飾られ、訪れる人々をほっこりと出迎えてくれる。 メイン会場となる「ふくわらふれあい広場」には、歴史有るおひな様、備前焼作家の手のよる備前焼おひな様、手作りのおひなさま、陶芸品のおひな様等、様々なおひな様も並ぶ。祭り当日には、地元飲食店が特製ランチでもてなす他、屋台や野菜等の青空市も開かれ、着付け体験も有り、「着物を着てのひなめぐり」も楽しめる。
圧巻は宇佐八幡宮の石段に飾られたおひなさま達。 数十段有る石段をひな壇に見立て、その片側に赤い毛氈を敷いて、その上にずらりとおひな様達が並べられているのは、「見事っ!」としか言い様がないほどに訪れる人々を圧倒している。 屋根のない神社の参道に展示しているため、地元の高校生達が、朝並べ、夕方には取り込んで居るのだそうだ。
■ 交通案内
■ 片上ひなめぐり
電車 JR赤穂線・西片上駅、または備前片上駅下車 徒歩
車 山陽自動車道 備前ICから 国道2号線経由で約8Km
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