わんこそば

 

盛岡は、「三大麺」と言われる麺料理が知られている土地柄だ。

盛岡じゃじゃ麺は、平麺に特製の肉味噌とネギやキュウリを加え、好みに合わせてニンニクやショウガ、ラー油をかけて食べるもので、主に盛岡を中心に岩手県内で食べられている郷土料理と言う。

盛岡冷麺は、所謂ラーメンの冷スープ版で、辛味の調整に大根キムチを使い、口直しには季節の果物が添えられるらしく、これは主に焼き肉屋さんのメニューらしい。

わんこそばは、一口大のそばをお客のお椀に次々と入れ、満腹に成り、お客がお椀の蓋をするまで入れ続けると言う、この地方に伝わるお腹いっぱい食べてもらおうとするおもてなしの郷土料理である。

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

 いわて銀河鉄道の終点、盛岡駅で降りる。お目当ては、盛岡三大麺の一つ、わんこそばを食べることだ。

駅中の観光案内所に立ち寄り、「40数年前に初めて来た時には、与の字橋のたもとの“わんこや”と言う店で食べた記憶が有る」と話すと、「その店はもうなくなった」と言うので、駅前ビルの二階ある店を紹介してもらった。

市内に店を構える有名店の支店らしい。

和風のいかにもお蕎麦屋さん風の玄関を入ると、テーブルに赤い座布団を敷いた広い座敷があり、客を迎えていた。

東北本線の一部は、いわて銀河鉄道が運行していたように、半世紀近く時が経てば、多くの物が変わってしまうようだ。

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

お椀をかさねるわんこそばは、初めにお刺身や鶏そぼろ、なめこおろしなどの薬味が運ばれてくる。

赤い前掛けをしたお姉さんが、大きなお盆にそば椀を満載し、側に立てばスタートだ。

お椀を手にし、一口サイズのそばをすすり込み空のお椀を差し出すと、お姉さんが「ハイ、ジャンジャン」と軽妙な掛け声と共に、お椀の中にそばを一玉投げ入れてくれる。

それを又「ズルズル」と喉に流し込む。空に成ったお椀を差し出す。間髪入れずそばが投げ込まれる・・この繰り返しである。

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

盛岡わんこそば

 

 空になったお椀は引き下げられることもなく目の前に積み重ねて行くので、瞬く間にお椀の山が幾つも出来ていく。

今どれほど食べたかはそれを見れば良く解る。50杯位までは苦も無く啜り込む事が出来たが、次第にそのペースは落ちて来る。

一息付こうにも空いた途端にすかさず投げ込まれるので、休むことも出来ない。

椀に満たされたら、残さずすすり込まなければならない。それがわんこそばのルールだ。

 

救いはお姉さんの持っている大きなお盆にそば椀が無くなった時で、厨房へ新たなそばを取りに行く、その僅かな時間だけはほっと一息つく事が出来る。沢山食べるにはコツがあって、そばは噛まずすすり込むこと、つゆは飲まないこと、適度に薬味を添えて気分を変えること、それに余り空きっ腹で挑戦しないことだそうだ。

100杯以上食べればオリジナルの“証明手形”が貰えるので、それぐらいはと意気込んでいたのだが・・・。

 

 

南部系こけし

 

 南部系のこけしは、岩手県の盛岡周辺や花巻温泉郷を中心に造られている。

旧南部藩(現岩手県と秋田県の一部)と言われる地域には、元々秀衡塗に代表される木地業が室町時代以降栄えてきた歴史が背景にあり、昔から描彩のない「キナキナ」と呼ばれる子供用のおしゃぶりおもちゃが造られていて、それがこけしに転化し発展を遂げたとされている。

 

 そのため形の面白さや、桜材など素材の美しさを強調した描彩のない物、頭がくらくらと動く緩いはめ込み式のものが多い。

また、胴に重ね菊や菱菊などが描彩されたものもありその形は多彩だ。

南部系確立に働いた中心的な工人が花巻温泉郷に多いことなどから、花巻系と呼ばれ分類されることもあるようだ。

 

南部系のこけし

南部系のこけし

南部系のこけし

南部系のこけし

 

南部系のこけし

南部系のこけし

南部系のこけし

南部系のこけし

 

南部系のこけし

南部系のこけし

南部系のこけし

南部系のこけし

 

 

新幹線の連結と解結

 

 運が良ければ東北新幹線の盛岡や福島駅のホームでは、間近に列車の連結や解結(切り離し)作業を見ることが出来る。

例えば上りの場合、東北新幹線の「はやぶさ」の最後尾はグランクラス車輌になっているので、盛岡駅に到着後ホームに降りれば、目の前でこの作業を見ることが出来る。

 

「はやぶさ」がホームに到着すると、列車のドアが開けられ通常通り乗客の乗り降りが行われるが、同時進行的に列車の最後尾では連結器のカバーを開ける作業が行われる(と言っても殆ど自動的に)。

 

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

 

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

 

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

 

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

 

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

新幹線の連結と解結

 

 少し遅れて同じホームに秋田新幹線の「こまち」が到着する。

この時、先頭車輌の連結器カバーを開けながら、ゆっくりと入線し、「はやぶさ」の少し手前で一旦停車する。

その後「こまち」は、駅員に誘導されながら、長い鼻先をゆるゆると「はやぶさ」に押しつけるようにして連結を完了する。

ここでようやく「こまち」のドアが開き、乗客の乗降が行われ、定刻になると一斉にドアが閉められ一編成となった列車は、東京に向け出発をする。

 

 

 



 

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